新築当時の手狭な水廻り、制約がある中でできる限りの手をほどこし
使い勝手をよくしました。

既存のユニットバスは1100サイズとマンション用とはいえ狭いものでした。
現場の調査をしていくと、コンクリートの躯体はスペースの猶予があり、
少し位置をずらし共用の排水縦管を避けることで1300サイズまで大きくすることができました。
完全とまでは言えないですが、足をのばしてリラックスできるように。

脱衣室は洗濯機があり動作がままならなかったものの
既存の収納を洗濯機置場に改修したことでスペースをつくり、
洗面カウンターを新設しゆとりのある空間になりました。

水廻りの位置を動かすのは見えない部分も多いのでリスクを負うのですが、
何回も確認するのにお客さんも付き合ったくださり実現することができました。

和室はうまく使えていない床の間の床レベルを下げて板の間とし、
壁面にはテレビを設置できるように。
畳の表替えもして新しく生まれ変わりました。

改修後に使い勝手が格段によくなったと仰っていただき
部分的な改修もしっかり計画して行うことで
住まわれる本人にとっては暮らしがガラッと変わると知ることができました。