代表者の想い

 

建築への道

わたしは、技工をしている父の影響からか、なんとなくものづくりに興味をもち、人のつかう空間に面白さを感じ建築の道を志しました。

かっこいいだけでなく、強い想いがカタチに込められている。
それは訪れる人の気持ちや行動を駆り立てるに十分なものと感じていました。

大学に4年間通い、建築でやっていくとは決めたものの、建築のこれをやっていく!という覚悟はできず、入社したゼネコンでは志望した設計でなく、現場配属でした。

ゼネコンでの経験

何をつくり、どうかかわっていくか

ゼネコンの大きな現場で毎日数多くの職人さんとともにつくりあげていくダイナミックさにやりがいを感じながら働き、数多くの職種が入り乱れるなかを、パズルがぴったりはまったかのように計画通り進んだときの快感は何とも気持ちよいものでした。
計画、作図、現場指示・確認、書類の作成。。。やることは山ほどあり夜中までかかっていたけれど充実した日を重ねました。

しかし、あることをきっかけにゼネコンを離れると決断しました。
計画も工期もすったもんだしたマンションの工事を1年半携わり突貫で造り上げ、その竣工式でディベロッパーの担当者の方がひとこと、
「自分のかかわった物件の中で最高のできだ。本当にありがとう!」
所長から主任、担当者まで手を取り固い握手でお礼を言っていただけたのです。

この面と向かってすごい感謝してくださったという出来事が大きく、ずっと後をひきました。
お客さんと直に触れあって感謝される。
自分のしたことがダイレクトにお客さんの心に残る。
そんなどんどん高まっていきました。

その後ゼネコンで主任としてひとつのマンション現場を取り仕切ったのち、
「お客様の要望をもっとかなえたい。お客様にもっと喜んでもらいたい。もっとそんな機会に触れていたい」
そんな想いから住宅の仕事に興味を持ちました。

もともと、建築を学び始めたころから、住宅には強い関心がありました。
家はもっとも小さい建築でありながら、人の生活に直に触れ合うためもっとも複雑なものになります。
つくりあげていく過程で住む人の想いがかたちづくられ、その後の生活にもダイレクトに影響を与えます。

住宅に関わることができれば、お客様にもっと喜ばるのではないかと思ったのです。

現場でお客様と一緒に家がカタチになっていくさまを見るのはとても楽しく。
細かな、家つくりや職人さんの仕事を話をさせてもらったり、完成する部屋の思い浮かべ話がはずみます。

ゼネコンでの仕事は、大きな仕事の為充実感があり楽しいものでしたが、現場監督として打合せで決まったものをかたちづくるだけではなく、お客様の要望・希望を汲み、かたちへと提案していきたいと思い。

現場監督としての仕事をしつつ、工事を管理に加え、間取りなど打ち合わせ段階からお客様と接していけるポジションへ変わり経験を積んできました。

お客さんに相談され、
ご希望を踏まえ提案し、
その経緯を経て家づくりをおこない、
お客様に喜んでいただく。

こうしたことをしたかったんだ!
というお客様との向き合い方を見つけた気がしました。

暮らしづくりへの想い

ただ家を作るのではなく、暮らしをつくるというのが私の想いです。

従来のスケジュール最優先の家造りではなく、じっくり話し合いお客様の想いを実現させたいと考えています。

その為には、お客様に直に接し、お客さんの要望を聞き、じっくり考え提案したいと考えています。
大きな買い物ですから、お客さんも大きな希望と不安を抱えていると思います。
希望を叶え、不安を解消し、つくって終わりではなく、もっとお客様と深く長く関わっていきたいと考えています。

仕立て屋さんが、お客様と向き合い一人ひとりに合った仕立てをするように
私も、お客様と向き合い家づくりに関わっていきたいと思います。
その想いを実現するため立ち上げたのが、『tailorhouse』です。

愛着のある想いの詰まった家造り

日本の家は、30年持たないといわれていますが、性能が不足しているかといえば、そうでない気がします。
長く使われ引き継がれていく家は、住む人の愛着があり、大切に使われるから長持ちします。
住む人の愛着が、長く使われ引き継がれていく家になると考えています。

ライフスタイルにあった家造りのプランを納得がいくまで打ち合わせをし、いっしょに手を動かし家づくりにも参加することで出来た家は、我が子にも似た可愛さが生まれます。
わたしは、お客様と共に家づくりをおこない、お客様と共に家に守っていきたいと考えています。

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